私は今、オランダのエラスムス大学ロッテルダムに留学しています。
ほとんどの交換留学を考えている学生は、まずアメリカやイギリスといった英語圏への留学を検討すると思います。実際に、私がオランダに留学すると言ったら、親戚や友達から、えっ、オランダ?なんで?という反応が返ってくることが多かったです。
ではなぜ、私がオランダのエラスムス大学を希望したのか。それには4つの理由があります。
1つは経済に強い大学であること。
2つ目は英語が日常的に通用する国であること。
3つ目は国際的で多様性のある大学であることです。
この時点で、特に1番目の理由から、数校に絞られました。
そして、最終的にエラスムス大学にした決め手は全国高校模擬国連でオランダを担当したことでした。模擬国大使として、国の政策を調べ上げたオランダは私にとって思い入れのある国であったことがとても大きいです。
また、海外の大学院に進学を希望しているため、留学中に検討中の大学院の見学をしてみたいと思っていることも、大学に提出した志望理由には書かなかった裏の理由です。オランダはヨーロッパのほぼ中心に位置しているため、イギリスやフランスなどに低額の移動費用で訪れることができる素晴らしい地の利を持つ国だと思います。
エラスムス大学は日本では無名と言っていいほどの大学ですが、ヨーロッパを中心に経済学、経営学、医学の分野で非常に国際的な評価を得ている大学です。日本からの交換留学生も少なくはなく、私の知る限りでは、慶應の他、一橋大、早稲田大、京都大の学生が留学しています。
オランダの大学は、人文系ならライデン大学、法学ならアムステルダム大学、理系ならデルフト工科大学、農業系ならばフローニンゲン大学など、各大学が特定の学部に独自の強みを誇るため、いわゆるわかりやすい大学別ランキング表などでは測れない部分が多いと思います。
今後も、志望理由書や学習計画書など交換留学選考に関する記事についても書いていきたいと思います。