オランダ留学記

トラブルが寄ってくる体質。2022年8月から2023年7月までオランダの大学に交換留学にきています。純ジャパ。

弾丸ブリュッセル旅行前編。ベルギーとオランダの国境は食の世界の国境でもあった。

1セメスターのテストが終了したので、FlixBusで弾丸ブリュッセル観光に行ってきました。往復で€26でした。約6時間の短い滞在ですが、非常に楽しい旅行になりました。

10:15にロッテルダム中央駅前を出発し、13:00過ぎにブリュッセル北駅に到着しました。

ロッテルダム中央駅バスターミナル、フリックスバスのプラットフォームはGG。ブルージュ行き。車内にUSBのアウトレットが見当たらないと思ったら、なんと天井。ちなみにWifiサービスがあるのはグリーンバスらしく、このホワイトバスはありませんでした。

朝食を抜いていたので、到着してすぐお昼にしました。場所は親がお勧めのブリュッセルの有名なレストラン、Aux armes de Bruxelles(オー・ザルム・ド・ブリュッセル)。

英訳すると、" With the coat of arms of Brussels"、日本語だと、"ブリュッセルの紋章と共に"、となるんでしょうか。

左がブリュッセル市の紋章。(https://en.wikipedia.org/wiki/Symbols_of_Brussels)
ちなみにドラゴン(悪魔)をやっつけているのは、ペストもやっつけたというお噂の、天使界の大御所、大天使ミカエル。そして、右がレストランのマーク。

頼んだのは、お店一番人気の品というムール貝の鍋バージョン。

緑字の料理。白ワインクリーム味のムール貝鍋。(玉ねぎ、セロリ、白ワインクリームソース)揚げたてフリッツ付き。高くてびびるが、もう引けない。

湯気が写真に写らないのが残念なくらいの熱々さ。身がプリプリでうまみがあり、白ワインの風味とホワイトソースのコクが非常に美味。セロリもうまい。フリッツも揚げたてで美味しい。パンもついていたけれど、パンはまあ普通。お皿が2枚くるけれど、半分くらい食べて殻が溜まってくると途中で持っていってくれるスタイル。

食べ物を食べて、ああ、美味しい。口福というものをしみじみを感じたのは、日本を出国して以来ここが初めてだった気がします。やはり、カトリックと新教徒の信仰の違いは大きいなと思いました。

エネルギーと圧倒的幸福感をチャージした後に、散歩がてら向かったのが、ギャルリー・サン・チュベール。

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19世紀後半に建設されたヨーロッパを代表するショッピングアーケード街の一つ。ガラス張りの天井から降り注ぐ太陽光がすり減って滑らかになった石畳に反射していた。その柔らかな光に冬が近いことがわかった。

アーケード内には高級店や人気店が立ち並び、パリの軽やかさにもう少し陰影と重みを加えたいい感じの重厚さ(当社比)と華やかさで、見るだけでも楽しめました。

次は、世界一美しい広場と称される グランプラス、La Grand-Place de Bruxellesへ向かいました。

グランプラスをグランプラスたる存在にしている、1455年建造のブリュッセル市庁舎。600年近い時を経た建物が市民によって現在も利用されていることは、すごいことだな、と思いました。ちなみに日本はこの頃、銀閣寺が建築されています。

見切れていますが、尖塔にはブリュッセル守護天使である大天使ミカエルと(やっつけられているドラゴン)がいます。目視では確認できず。

https://en.wikipedia.org/wiki/Brussels_Town_Hall

 

 

真ん中の建物が、ブリュッセル市立博物館(Le Musée de la Ville de Bruxelles)。通称、王の家。

そして、立ち寄ったのは、世界的に知られるベルギーチョコレートの名店の一つノイハウスのグランプラス店

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9粒で€10ほど。日本での市場価格の1/3〜1/2。老舗らしく、GODIVAほどは甘くはないけれど、少し甘みが強めのチョコレート。香り高いビターチョコレートとラズベリークリームのカプリスは初めて食べましたが、美味しかったです。

ブリュッセルを歩いてみて非常に歩きやすいと感じたのですが、それは情報が取れることの便利さからでした。100%理解できないオランダ語と違い、フランス語は全てとは言えませんが意味が取れるので、広告や標識から無意識に得られる情報量がいかに生活を円滑にしているか気づいたこともこの旅の大きな発見でした。

次に続きます。