オランダ留学記

トラブルが寄ってくる体質。2022年8月から2023年7月までオランダの大学に交換留学にきています。純ジャパ。

土曜日の行き先。買い物、ビネンロッテセントラルマーケット編。

先週の土曜日の朝は、久しぶりの目眩がするほどの青空が広がっていました。そこで、食料品調達とビタミンDの生成を兼ねて、ロッテルダムの台所、ビネンロッテセントラルマーケット、Binnenrotte Centrummarktに行ってきました。

貴重な晴天なので、たくさんの人が来ていました。光が眩しい。嬉しい!

このビネンロッテ中央市場は、火曜と土曜の8:00-17:00に、ロッテルダムの中心地であるブラーク, Blaakの広場で開催されています。400近い屋台のテントが立ち並び、オランダで開催される青空マーケットの中では2番目に大きな規模のものだそうです。ちなみに1番目はオランダの事実上の首都、ハーグにあるハーグセマルクトで、ヨーロッパ1の規模と言われています。

 

上から見ると圧巻のテント群。マルクトハルの広場前から奥に向かって約300m連なっています。写真左の丸い屋根の建物がBlaak駅。Photo by

Blaak Markt (Rotterdam) - Aktuell für 2022 - Lohnt es sich? (Mit fotos)

 

Blaak駅は、トラム、地下鉄、鉄道が乗り入れている交通の要衝です。

この駅を中心に、有名なキューブハウス(写真右)やペンシルハウス(同中央)、マルクトハル、ロッテルダム中央図書館(ほとんど見えていないけど写真左側、黄色いパイプが剥き出しのビル)などオランダを代表する名現代建築が林立しています。

 

 

犬の散歩がてらお買い物、という人も多く見かけました。先日は、スーパー、アルバートハインでショッピングカートの中に、チワワがチーズや野菜を従えて恭しく鎮座していてびっくりした。

 

まずはチーズ屋さん。とりあえず1軒目。基本、味見し放題。

 

スーパーでは5€以上する、放し飼い、洗浄済、産み立て卵がXLで3.25ユーロ。洗浄済みだからTKGも可能。

それにしても、卵の値段、高すぎるだろ、オランダ。数年前までは安かったらしいのですが、物価高騰の波に卵も飲まれたようです。

 

鶏肉専門店。品種によって違いますが、モモ肉がキロで約5€、ムネ肉が約6.5€。ヨーロッパはヘルシーな胸肉の方が人気があり高いのだそうです。

鶏肉100g 70〜90円は日本で買うより安いのではないでしょうか(日本で買ったことがないからよく分からないです)。奥ではチキンを丸焼きしていたり、チキンピラフ、チキンマカロニ、チキン春巻きなど中食的なものも売っています。そんなもの生肉の隣で売って大丈夫なんだろうか、と日本人的にはちょっと思います。

 

日本が生んだりんご界の世界的大スターFuji Appleも並んでいます。隣はヨーロッパで人気の品種、ピンクレディ。甘味、酸味どちらも強く美味しい品種だそうです。



パン屋さん。焼きたてのパンがずらり。この量ですが、2個も3個もまとめて買う人もいます。

右の絵?から判断すると、ここのパン屋さんでも、ハーリングが食べられるようです(大体どの店も2.5ユーロくらいだった気がします)。ハーリングはオランダ人の大好物。生のニシンのフィレを塩とビネガーでマリネしたもので、刻み玉ねぎやピクルスと一緒に食べます。パンに挟んで食べるのも人気。多分、写真左のお父さんの前にあるのが、ハーリング用の薬味やパンだと思います。ハーリング数少ないオランダ名物美味しいモノ。スーパーでも売っています。

大学近くのスーパー、PLUSでも売ってました。玉ねぎつき。

 

 

大量のイタリアンパセリ。左奥は特大のオリーブ群。キロ3€。安い。右奥はナッツ屋さん。

 

このブルーベリーはとてもおいしかった。1パック2.5ユーロで食べ切れないほど入ってます。

 

この太陽光が恵みすぎる。

 

冬の風物詩、焼き栗スタンド。みんなついつい引き寄せられます。

 

今が旬の牡蠣。ヨーロッパでは生牡蠣に、エシャロット入りワインビネガーソース(写真左)や胡椒、タバスコなどをかけて食べるのが好まれるそうです。

 

左のジラルドーはグルメのワンダーランド、フランスのブランド牡蠣。フランス、オランダ、アイルランドはヨーロッパの牡蠣の大産地です。価格は多分2個で3ユーロ。ジラルドーは3.5ユーロ。グレープフルーツは食べ終わったあと、水に絞り入れて手を洗うのに使っていました。なるほど。

 

自宅用にはダース買い。10€から13€。クリスマス近くになると山積みになって売るそうです。

 

スーパーは種類が少なく切り身中心なので、魚を買うならマーケットで、というのがアジア人の鉄則だそうです。内臓処理もしてくれてるそうです。

 

1パック5€の明朗会計。(まあ、市場はどこでもいつでも明朗会計、960gも1キロ、1100グラムも1キロ)kaasはオランダ語でチーズのこと。デリシャスチーズと書いてあります。

 

ハードチーズだけでもこんなに種類があり、どれを買えばよいのかも分からないレベルですが、見ていると、味見する?と奥から切り分けてどんどん味見させてくれるので、気に入ったのを買えます。

 

秋の味覚きのこ。Shii takeとかShimejiも売ってます。手前の巨大エリンギの上は、アプリコットの香りがするきのこだそう(和名もアンズ茸)。

 

野菜もたくさん。Paksoiはチンゲン菜。隣はさつまいも。どちらもでかい。

 

プロモーション、特別セール中。チーズも値上がりしてオランダ人も気軽に買えないくらいだ、とぼやいています。クミン入りのチーズはオランダ人大好きです。

 

そのほか、市場では古着のお店や、日用雑貨、スーツケース、花なども売っており、とりあえず必要なものはなんでも揃います。


この日は鶏肉と野菜、卵、チーズ、オレンジ、ブルーベリーを買って帰りました。とても安いのでついつい買い込むと、基本キロ単位で商品が売買されるので、帰りはとんでもない量と重さになります。マルクトハルの地下には、アルバートハイン

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やドラッグストアも入っているので、帰りに水など調達するにも便利です。(当然荷物はさらに肩に食い込みます)

 

マルクトハルは閉店してからのライトアップが美しい

 

マルクトハルはこの季節の電飾はクリスマスツリー。

ロッテルダムには他にも、魅力的な青空市場があるので、是非またご紹介したいと思います。