先週の話ですが、病院に行ってきました。引っ越し荷物同様、一体誰かの役に立つことが果たしてあるのか?という程度の情報ですが、記しておきます。
ようやく治ったのですが、ここ3週間ほど風邪を拗らせていました。最初の数日は熱も38度後半まで上がり、その後夜も眠れないほど咳が出て、これはCovidでしょ、と簡易検査を日を開けて3回しましたが陰性でした。咳とだるさがあまりにも長引くのでオランダの病院に診てもらうことにしました。
オランダは家庭医制度をとっているため、日本のようにさくっとノーアポで病院に行くことはできません。
家庭医登録に必要なものは、1つ、オランダのマイナンバーに当たるBSNナンバーです。オランダでは、このBSNナンバーがなければ、携帯電話の年間契約も銀行口座も開設できない、という日常生活において非常な大事なナンバーです。即日発行してくれる市町村もありますが、ロッテルダム市役所は2週間かかります。というのは建前で、2ヶ月から3ヶ月かかります。この前、担当者を3度電話で急かして、大きなため息とともにようやく発行してもらいました。
次に、居住地周辺の家庭医を探して電話やホームページから家庭医登録の申し込みをします。大体、郵便番号指定で、これらの郵便番号の地域の住民なら家庭医登録できます、と限定しているので、日本のように少し遠い評判のよい病院に行く、というのはできません。私は大学周辺の家庭医のホームページを全部開いて探しました(と言っても6医院程度ですが)。家庭医登録は、承認されるまで数日、予約を取るのにも数日かかります。私は具合が悪くなってからしたので大変でした。教訓、調子を崩す前に家庭医登録しよう。夕焼けに鎌を研げ、です。
新規はもう受け付けないという医院もあったのですが、幸い寮から一番近い医院が、エラスムス大学のインターナショナルスチューデントに限り新規で受け付ける、とホームページにあったので、早速電話したところ、
”登録ならインターネットから申し込みして、明日以降に承認するから。”
と言われました。登録後2日経っても承認のメールがこないので、再度電話して、
”咳がひどくてもう寝られない。苦しくて大変だから早く登録して診てほしい。”
という旨で大袈裟に窮状を訴えたところ、
”そんなにひどいならしょうがないわね、ふー。”
といって、やっと登録してくれ、予約を三日後に取ることができました(もうこのやる気のなさに驚かなくなって、むしろ面倒臭そうに処理してくれても、面倒くさいのにやってくれたことを有り難く思うようになってきた)。この、病院に罹ろうとしてから診てもらうまで6日もかかり、その頃には治ちゃってるじゃん!という気の長さでしか物事が運ばないのがオランダです。
6日後幸い?まだ治ってなかったので、わが家庭医に会いに行って参りました。
診察した結果、気管支が炎症を起こしていると言われ、処方箋を書いてもらいました。病院代は31ユーロほどでカード決済しました。
帰り道に調剤薬局で薬をもらい、薬代は約25ユーロでした。病院のホームページを貼っておくので、もし必要でしたら参考にしてください。
gezondheidscentrumdwl.praktijkinfo.nl
薬局の隣に、スーパーPLUSがあるので、外出したついでに買い出しもしました。ここはアルバートハインより価格が安めで、地元の人だけでなくエラスムス大学寮生御用達のスーパーなので買い物編として、後日ご紹介したいと思います。