霜月と師走のはざま、ブルージュに一泊二日で行ってきました。歴史地区全体が世界遺産に登録されているブルージュはどこを切り取っても絵画のようで、その幻想的な風景に、中世が歴史から蘇ったような不思議な感覚に襲われました。通常写真は意図的に狙って撮影されるため、実在の景色より写真の方が映えることは最近では当たり前ですが、ブルージュは写真よりもそれ自体が美しい街でした。これから数回に分けてブルージュ編をご紹介したいと思います。1回目はベルギーにおいて、ブリュッセルと1、2を争う人気のブルージュのクリスマスマーケットをご紹介します。
ブルージュはベルギー北西に位置する西フランダース州の州都です。この「ブルージュ 'brugj' (桟橋)」という名が文献に登場するのは9世紀。
さて、ロッテルダムからブルージュはお馴染みの長距離バスFlixBusを利用しました。電車よりも少し時間はかかるものの、料金が安いこと、ストライキの影響を受けないこと(旅行中、ベルギー鉄道は絶賛ストライキ中)、直行便も多く乗り換えが少ないこと、などの理由からバスを利用することが多いです。
マルクト広場のクリスマスマーケットの様子。
さて、軽く食べようと思って向かったのは、ベルギーのパンの有名店。Le Pain Quotidienのブルージュ店。
Le Pain Quotidien Belgium
何の音だろうと振り返ってみたら、
馬の足音が石造の街に反響していて、その大きさに少し驚きました。
石畳を歩くと結構足に来て疲れるので、一度ホテルに戻り、少し休んでから夕食に出かけました。
www.poulesmoules.be
次回は、翌日の街歩きを綴って見たいと思います。ミケランジェロの作品がある聖母教会やベルギービール好きなら垂涎のブルージュ・ゾットの醸造所見学など、ブルージュは小さい街ながら見所がたくさんあって、来る前は正直2日もいて飽きるだろうな、と思っていたのが、見事に裏切られました。