22日深夜、ロンドン旅行からオランダに戻りました。今日はクリスマスイブですので、ロンドンのクリスマスについて少しご紹介したいと思います。
22時近くになっても、まだまだたくさんの人で溢れていました。
カルティエのイルミネーションとラルフローレンのツリー。
つぎは教会に向かいました。
それではクリスマスイブということで、撮ってきた写真の中からナショナルギャラリーの聖母子コレクション(の極一部)をご紹介します。どれも素晴らしいの一言です。素人の余計な感想がついていますが、読まないで飛ばしていただいて結構です。
この絵のノーブルさ、漂う緊張感、なんかお友達になれなさそうな雰囲気の面々、なかなかツボります。
この長めの鼻筋と意志ある伏し目だけでメムリンクのって分かる。
この人の絵の持つ柔らかさ、穏やかさは、ヒーリングスポットになるんじゃないだろうかってくらい癒されます。
この絵の素晴らしさは語られ尽くされていると思うので、省略。個人的にはこのマリアの腕と手の描写が良い。ヒーリングパワー出てると思いませんか。
色々な議論がある絵。この天才いつも凡人をケムに巻く意味深な絵を書きますね。
色使いの綺麗さと、目線の先の違いが目に止まる絵。この人は、「死せるキリスト」で有名な画家です。あの絵はすごい。
マリアは通常赤と青の服で象徴されますが、ティツィアーノは、赤がこの絵と調和しないから省略したそうです。空と服がリンクしすぎて、確かにそう言われると、この絵に赤の服が入る余地がないような気がします。
こんなに柔らかな表情のマリアも珍しい。たのしそう、みんな、よかったよかった。
天才の父フィリッポ・リッピと巨匠過ぎる師匠ボッティチェリの良いところをきちんと受け継ぐ。
この絵の背景が好きです。このなんでもない日常の光景のおかげで人物が際立ってます。そして、ラファエロが嫌いな人っているんだろうか。
聖母を描かせたら、古今東西歴史一なんじゃ、と言われているサッソフェッラート。この絵でも、それを遺憾無く発揮。
休み中にロンドン編も軽くまとめて行きたいと思います。もし宜しかったらまた覗きに来ていただけたら嬉しく思います。
それでは、よい週末、よいクリスマスをお過ごしください。
Love, Peace, and Joy to You. Happy Christmas!
番外編