2月末の話ですがなんか印象深かったのでアップします。
よく、海外からの観光客が日本の道路は綺麗だ!ゴミがない!と驚いているのをテレビとかネットで見かけることがあると思うのですが、それを見る度に、いや、結構あるよ?と今まで僕は日本で思っていました。
そして今ヨーロッパに来て思うのは、うん、日本やっぱゴミ落ちてないわ、ということです。
ゴミを(道などに)捨ててはいけません、と幼いころから培ってきた公共教育が毛細血管の隅々まで染みわたっている日本人と違い、ヨーロッパ人は、流石にゴミ箱があればそこに捨てますが、基本平気でその場に放置したりします。
温室効果ガス排出量削減や環境負荷軽減などの問題にはとんでもなくこだわるところと、公共美化に無頓着な姿勢は違和感無く同居するようです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、そんなヨーロッパでごみ収集業者がストライキをすると、街はどうなるのか、をご覧に入れましょう。
公共サービスの一つの出力をオフにすると(この場合はゴミ回収)、社会にどのような影響があるのか、という壮大な社会実験を見ている気分です。
ストライキは、自分たちの職業が如何に生活に欠かせない仕事なのかを、市井の人々などに不便を強いることで雇用者に圧力をかける行為ですが、彼らの意図通り、確かに機能が止まってはじめて社会が当たり前に動くことの凄さに感心します。
ちなみに、この数日後、ストライキが解除されたらしく、大掃除されていました。
さて、お目汚しだったので、昨日撮った春らしい写真で終わります。
国花チューリップの季節もあと少しです。