オランダ留学記

トラブルが寄ってくる体質。2022年8月から2023年7月までオランダの大学に交換留学にきています。純ジャパ。

土曜日の行き先。買い物、ビネンロッテセントラルマーケット編。

先週の土曜日の朝は、久しぶりの目眩がするほどの青空が広がっていました。そこで、食料品調達とビタミンDの生成を兼ねて、ロッテルダムの台所、ビネンロッテセントラルマーケット、Binnenrotte Centrummarktに行ってきました。

貴重な晴天なので、たくさんの人が来ていました。光が眩しい。嬉しい!

このビネンロッテ中央市場は、火曜と土曜の8:00-17:00に、ロッテルダムの中心地であるブラーク, Blaakの広場で開催されています。400近い屋台のテントが立ち並び、オランダで開催される青空マーケットの中では2番目に大きな規模のものだそうです。ちなみに1番目はオランダの事実上の首都、ハーグにあるハーグセマルクトで、ヨーロッパ1の規模と言われています。

 

上から見ると圧巻のテント群。マルクトハルの広場前から奥に向かって約300m連なっています。写真左の丸い屋根の建物がBlaak駅。Photo by

Blaak Markt (Rotterdam) - Aktuell für 2022 - Lohnt es sich? (Mit fotos)

 

Blaak駅は、トラム、地下鉄、鉄道が乗り入れている交通の要衝です。

この駅を中心に、有名なキューブハウス(写真右)やペンシルハウス(同中央)、マルクトハル、ロッテルダム中央図書館(ほとんど見えていないけど写真左側、黄色いパイプが剥き出しのビル)などオランダを代表する名現代建築が林立しています。

 

 

犬の散歩がてらお買い物、という人も多く見かけました。先日は、スーパー、アルバートハインでショッピングカートの中に、チワワがチーズや野菜を従えて恭しく鎮座していてびっくりした。

 

まずはチーズ屋さん。とりあえず1軒目。基本、味見し放題。

 

スーパーでは5€以上する、放し飼い、洗浄済、産み立て卵がXLで3.25ユーロ。洗浄済みだからTKGも可能。

それにしても、卵の値段、高すぎるだろ、オランダ。数年前までは安かったらしいのですが、物価高騰の波に卵も飲まれたようです。

 

鶏肉専門店。品種によって違いますが、モモ肉がキロで約5€、ムネ肉が約6.5€。ヨーロッパはヘルシーな胸肉の方が人気があり高いのだそうです。

鶏肉100g 70〜90円は日本で買うより安いのではないでしょうか(日本で買ったことがないからよく分からないです)。奥ではチキンを丸焼きしていたり、チキンピラフ、チキンマカロニ、チキン春巻きなど中食的なものも売っています。そんなもの生肉の隣で売って大丈夫なんだろうか、と日本人的にはちょっと思います。

 

日本が生んだりんご界の世界的大スターFuji Appleも並んでいます。隣はヨーロッパで人気の品種、ピンクレディ。甘味、酸味どちらも強く美味しい品種だそうです。



パン屋さん。焼きたてのパンがずらり。この量ですが、2個も3個もまとめて買う人もいます。

右の絵?から判断すると、ここのパン屋さんでも、ハーリングが食べられるようです(大体どの店も2.5ユーロくらいだった気がします)。ハーリングはオランダ人の大好物。生のニシンのフィレを塩とビネガーでマリネしたもので、刻み玉ねぎやピクルスと一緒に食べます。パンに挟んで食べるのも人気。多分、写真左のお父さんの前にあるのが、ハーリング用の薬味やパンだと思います。ハーリング数少ないオランダ名物美味しいモノ。スーパーでも売っています。

大学近くのスーパー、PLUSでも売ってました。玉ねぎつき。

 

 

大量のイタリアンパセリ。左奥は特大のオリーブ群。キロ3€。安い。右奥はナッツ屋さん。

 

このブルーベリーはとてもおいしかった。1パック2.5ユーロで食べ切れないほど入ってます。

 

この太陽光が恵みすぎる。

 

冬の風物詩、焼き栗スタンド。みんなついつい引き寄せられます。

 

今が旬の牡蠣。ヨーロッパでは生牡蠣に、エシャロット入りワインビネガーソース(写真左)や胡椒、タバスコなどをかけて食べるのが好まれるそうです。

 

左のジラルドーはグルメのワンダーランド、フランスのブランド牡蠣。フランス、オランダ、アイルランドはヨーロッパの牡蠣の大産地です。価格は多分2個で3ユーロ。ジラルドーは3.5ユーロ。グレープフルーツは食べ終わったあと、水に絞り入れて手を洗うのに使っていました。なるほど。

 

自宅用にはダース買い。10€から13€。クリスマス近くになると山積みになって売るそうです。

 

スーパーは種類が少なく切り身中心なので、魚を買うならマーケットで、というのがアジア人の鉄則だそうです。内臓処理もしてくれてるそうです。

 

1パック5€の明朗会計。(まあ、市場はどこでもいつでも明朗会計、960gも1キロ、1100グラムも1キロ)kaasはオランダ語でチーズのこと。デリシャスチーズと書いてあります。

 

ハードチーズだけでもこんなに種類があり、どれを買えばよいのかも分からないレベルですが、見ていると、味見する?と奥から切り分けてどんどん味見させてくれるので、気に入ったのを買えます。

 

秋の味覚きのこ。Shii takeとかShimejiも売ってます。手前の巨大エリンギの上は、アプリコットの香りがするきのこだそう(和名もアンズ茸)。

 

野菜もたくさん。Paksoiはチンゲン菜。隣はさつまいも。どちらもでかい。

 

プロモーション、特別セール中。チーズも値上がりしてオランダ人も気軽に買えないくらいだ、とぼやいています。クミン入りのチーズはオランダ人大好きです。

 

そのほか、市場では古着のお店や、日用雑貨、スーツケース、花なども売っており、とりあえず必要なものはなんでも揃います。


この日は鶏肉と野菜、卵、チーズ、オレンジ、ブルーベリーを買って帰りました。とても安いのでついつい買い込むと、基本キロ単位で商品が売買されるので、帰りはとんでもない量と重さになります。マルクトハルの地下には、アルバートハイン

okuno.hatenadiary.com

やドラッグストアも入っているので、帰りに水など調達するにも便利です。(当然荷物はさらに肩に食い込みます)

 

マルクトハルは閉店してからのライトアップが美しい

 

マルクトハルはこの季節の電飾はクリスマスツリー。

ロッテルダムには他にも、魅力的な青空市場があるので、是非またご紹介したいと思います。

日常の風景。買い物、アルバートハイン編

寮がある大学の周辺にはスーパーが3店あります。その一つは大学構内にあるのですが、一応何でも揃ってはいるものの、少し割高です。なので大体の学生は、大学外のスーパーに買い物に出かけます。その一つが、オランダ全土で展開しているスーパーマーケットチェーン、アルバートハイン、Albert Heijn です。ahというシンプルなロゴと、鮮やかなライトブルーのカンパニーカラーは何処にいても目に飛び込んでくる、オランダを代表するスーパーです。

 

スキポール空港店には、ahブルーの木靴も。

 

寮から最寄りのアルバートハインまでは、片道徒歩13分ほどかかります。街の中心地から2km程離れているため、落ち着いた住宅街が広がっています。

 

閑静な住宅街。自転車の盗難が多いオランダで、鍵が一つしかかかってないことから見ても(オランダでは基本前輪、後輪の両方に鍵を掛けます)、治安の良い地区であることがわかる。また、オランダの自転車はフットブレーキがメインで、ハンドブレーキは付いていない自転車が多いです。

 

オランダ人は自転車に乗って生まれてくる、と言われているくらいなので、街には自転車が溢れています。ちなみに、向こうから来る車のライトが点いていますが、オランダでは日中も点灯させて走行するのがデフォルトです。

 

静かな住宅街をまだまだ歩いていきます

この辺りには、おしゃれなカフェやレストラン、パン屋さんが点在しています。

 

チーズ屋さんには、ヨギティーアドヴェントカレンダーも出現。ここのハーブティーは、カナダにいる親戚がよくくれて家にいつもあった。

 

モールに到着。左のWibraは、いろいろ売ってるディスカウントチェーンらしいです。

 

それでは買い物していきます。

 

ボーナスと書いてある商品が、本日のお買い得品。オレンジ1袋€1.49、約200円。さらに、オレンジを買うとアドヴェントカレンダーが半額で買えるらしい。子どもと親のウィンウィンを狙った作戦も発動中。

りんごは、日本にはないような様々な種類が売っています。この日はジョナゴールドなどが1袋€1.99、290円。バラ売りのものはキロ単位の値段です。オランダでは、1セントの端数は四捨五入するので、1.99ユーロは実質2ユーロです。日本でいう199円と同じ消費者の心理効果を期待してか、商品の値段の端数は基本9。

 

庶民の味方バナナはいつも安いと言いたいようですが、1房280円200円て、日本だといくらなんだろうか。日本で買ったことないのでよく分からず。

 

カットフルーツがお買い得。3つで€5、約700円。

 

オランダは園芸農業が非常に盛んなので、値段が見えていないけれど、特産のトマトやパプリカ、チコリなどは、流石にいつも安い。

 

カット野菜や葉物野菜の売り場。ちょくちょく安くなるので、ここの芽キャベツはよく買います。

 

魚、肉コーナー。魚は高いので買ったことがありません。

 

日本では知られていないけど、実は牛肉輸出大国のアイルランドアイリッシュビーフは美味しいとEU圏ではかなり評価が高いらしいです。今度買ってみようと思う。

 

北ヨーロッパでよく食べられるミートボール。どれも結構美味しい。手前中央のJAPANSはテリヤキ味。

 

左は生肉のパテ、右はチーズやサラミのつまみセット。カビ熟成のサラミも売られている。写真に撮るのを忘れましたが、奥はパンコーナー。コストコ並みのデカさの店内焼きたてのパンがずらりと並んでいる。そして安い。

 

ハムはどれも美味しそう。オランダ人は、パンにチーズとハムで朝食を(昼食も)簡単に済ます人が多いらしいです。熊の絵のハムも。
この日の購入品と野菜消費ウィークだった時の自炊写真。

 

オランダのスーパーの特徴である、チーズやパン、乳製品のコーナーという肝心な写真を撮ってないことに今気づきましたが、普段の買い物にいくスーパーはこのような感じです。

 

アルバートハインは、お買い得な店というよりは、すごい安い訳はないけど品質が良いため、オランダでとても信頼されている食品小売店です。ahのプライベートブランドで出しているストロープワッフルは日本人のお土産に人気だそうですが、オランダ人もよく買っており、値段も安くコーヒーととてもよく合うので、個人的にもお勧めです。

 

次回は、オランダで2番目に大きいと言われるロッテルダムの青空市場をご紹介したいと思います。

 

ロッテルダムで歯科に行く。おすすめの歯科

先日、日本人も御用達のアジア食材店、アメイジングオリエンタルで購入した台湾のヌガークッキーを食べていたところ、歯の詰め物が取れました。

学生部から聞いた大学の近くの歯医者は電話をしても、出ない。もしくは、折り返しかけるからと言っても返信なし。そこで、予約が一杯だと断られた歯科から、お薦めの歯医者を聞き出し、そちらに電話したところ、今日空いてるわよ、と言われたので午後に早速予約を入れて行ってきました。

Dental365 

dental365.nl

https://g.page/dental365-rotterdam?share


365日24時間やっており、緊急治療も行う歯科だそうで、場所はエラスムス大学メディカルセンター, Erasmus MC内にあります。

 

 

Spoedeisende hulp(緊急救命センター)の入り口から入ります。

 

明るい待合室でまず問診票を記入していきます。

2ページあります。

飲酒の習慣や心疾患の有無の他、AIDSなどの病気に関する質問もありました。また、オランダならではなのか、ドラッグを最近使用しましたか、という質問もありました。(もちろん、Noです。)

 

診察台は日本のものととても似ていて、非常に近代的。ただ、うがい用のカップなどはありませんでした。

レントゲンも診察台の上で撮りました。

 

麻酔は日本のように優しくそっと刺す感じではありません。結構、手早くささっと大胆に刺していきます。

神経治療をした歯だったのですが、とっても綺麗に処理してあるわね、と褒められ、別に自分でやった訳でもないのに、日本の歯科が褒められたのは良い気分でした。

詰め物が固まると、日本と違って歯に溝を付けずに、磨き上げて終わりました。20分程で終了しました。

 

日本の歯医者さんってどんな感じなの?と歯科医をはじめスタッフのみなさん、興味津々の様子でした。日本では一回の治療に何回も通う、と教えたところ非常に驚かれました。オランダでは一日で終わらせるのが普通だよ、と言っていました。また日本は治療費が安いんですよ、と教えたところ、それは凄く便利だねと感心していました。

 

会計はデビッドカードかクレジットカードで一括です。167€でした。通常の虫歯などの治療は留学保険適用外らしいですが、幸い緊急治療ということで保険で補填されることになりました。

 

日本のように、治療が終わってから名前を呼ばれるのを待って会計するのではなく、治療が終了した足で受付で会計をし、そのまま帰宅するという流れでした。受付のスタッフさんに、あなたなんで椅子に座ってるの?と不思議な顔で聞かれ、日本では名前を呼ばれてから会計するから、そのつもりでいた、と言ったら、ここでも、へぇそうなの、と驚かれました。

 

スタッフの方々も非常に感じが良く、緊急治療に対応してくれるため、ロッテルダムで歯のトラブルが起きた場合には非常にお勧めの歯科だと思います。

緊急の場合はBSNナンバーがなくても診てくれるそうなので、オランダに来てすぐの方や、旅行者の方にもとても便利だと思いました。

曇りの合間に少し青空が広がったので、帰りはマース川沿いをしばらく散策しました。

オランダに来て2ヶ月。変わったことと変わらないこと。

 

1031日から冬時間になり、日本との時差は8時間になりました。日曜日の午前3時に切り替わり、午前2時と時計が1時間戻るのを確認しました。0時でないのは、日付をまたぐと飛行機の時刻など生活に支障が出るためで、そのため、ほとんどの人が睡眠中で生活に差し障りのない時間帯である深夜3時に変更するのだそうです。外からは、パーティをやっている人たちの、Extra One hour!! という賑やかで楽しそうな 声も聞こえてきていました。様々な人がいるので、カテゴライズ化すると語弊がありますが、ヨーロッパ系の人たちは基本的に本当にパーティが好きです。

まだサマータイム中の朝7時半のロッテルダム中央駅。まるで夜です。

日中のロッテルダム中央駅。近代的なデザインがロッテルダムらしい。



さて、オランダに渡航して2ヶ月が過ぎたので、オランダに来る前と来た
後のここまでの変化を記してみます。

まずは、変わったこと。

 

  • 自炊できるになった。1日1回は鍋でご飯を炊いて食べています。

卵は高い。
  • ドイツ訛りの英語、オランダ訛りの英語に耳が馴染むようになってきた。授業で教授の訛りがきついと内容に全然集中できないのが地味に辛かった。また、アメリカ英語やイギリス英語を聞くと、あまりの聴きやすさに耳が喜ぶという現象が起きるようになりました。

第2セメスター開始。教室が小さ過ぎて、学生が溢れる。
  • 待ち時間の耐久が付いた。最近は30分電話で待たされてもイライラしなくなりました。"あぁ、これ、今日もまた長くなるパターンか、じゃ部屋の掃除でもしながら待つか”という心境になりました。それでも先日、ロッテルダム市役所に電話して、”OK!それじゃあ担当の部署に繋ぐからね!”からの流れで内線で15分以上待たされるとは思わなかったけど。また新たな経験値をゲットした、ということにします。でもこういうことで他人の時間を奪わない日本って凄いなぁ、としみじみ思います。オランダ生活ポイントは、待つ。怒らない。いらいらしない。でも何度も電話する。メールする。相手が折れるまで。オランダ人は仕事は日本に比べて遅いけど、こちらが希望を出したり、要求すると必ずしてくれる。そこは信用できる気がします。いや、したい。まず、人の話など真剣に聞いちゃいないというのを前提に、10001回目は伝わると思って何度でもアプローチすることを大事にして、今後も交渉していこうと思います。

 

ロッテルダムのハチ公的存在。フィッキー君。落とし物も添えて。実家の愛犬どうしてるかな、と散歩中の犬を見ると思う。

 

  • 議論で話を遮られても、自分に流れを戻せるようになった。遮られても、"please let me finish." と目を見ていうと大抵の人は"Go head."ってなります。また途中で別の人が話を被せてくるけど。人の話を最後まで聞くっていう発想は、今のところヨーロッパ人にはないと思われます。でも、授業中、人の話を遮って喋りまくってるドイツ人学生二人組は、オランダ人をはじめとするいろいろな人から、あの人たち、自分達だけ喋りすぎ、と嫌われていたところを見ると、一人勝ちというか、唯我独尊みたいな態度は、主張して批判してこそ一人前みたいなオランダ人にも嫌われるというのが面白いなと思いました。『幸せな小国 オランダの知恵ー災害にも負けないイノベーション社会』(紺野登、2012)のなかで、オランダ人の特性の一つに、日本の「出る杭は打たれる」と同様に、”伸びる草は刈り取られる”ということわざがオランダにはあり、だから、オランダ人は”十分クレージーにふつうに行動す”るという一説があり、この件で妙に納得しました。

     

     

    朝8時。みな朝が弱いのか、朝の大学構内はいつも貸切状態。



次は変わらないこと

  • 英語力です。まだ3ヶ月弱ということもありますが、驚くほど変わりません。むしろ、日本でTOEFL iBTの勉強をしていたときのほうが、語彙力などに関しては強化されていたと思います。ただ、前述したように、ヨーロピアン英語に慣れてきたという意味では、リスニングの守備範囲は広がりました。

 

そして、その他気づいたことです。

 

  • 一つ目は人種、国籍で固まる傾向が強いこと。授業内でも外でもオランダ人はオランダ人、韓国人は韓国人、中国人は中国人、アフリカ系はアフリカ系という感じで人種や民族でグループ化する傾向が非常に強いです。これは当たり前なのかな、とも思います。世界中にある中華街しかり(もちろんロッテルダムにもあります)、秘密結社と揶揄される三田会しかり、同じ文化的コンテキストを持った人々と時間や情報を共有して協力することは、新しい環境や、厳しい環境で生存、繁栄するための戦略の一つだと思うからです
    2019年北京にて。チャイナヘイターの嵐にも負けず、本土を出て異国の地で逞しく根付く彼らに学ぶべき点も多くあると思います。声大きいけど。妈妈めっちゃ怖いけど。

     


  • 二つ目はこれも今の話の延長ですが、オランダ人の友達は簡単にできないということ。1年もしくは半年ポッキリの留学生とわざわざ深い関係を築きたいというモチベーションが現地学生にはないようです。縦のつながりも横のつながりも既に構築されている中で、これはしょうがないことかな、とも思います。しかし、せっかく留学中なのでグループワークのときなどに積極的に話をして少しずつ交流を広げていければいいな、と思っています。

 

  • 三つ目はオランダ人は個人主義で、他人にいい意味で悪い意味でも関心がないということです。それが多様性があり差別があまりない、というオランダの移民に寛容な環境を作っている気がします(要経過観察)。人種のサラダボールという人種間の共存を表す有名な表現があります。これはトマト、キュウリ、レタス、などそれぞれが独立して存在し、サラダという1品を構成しているという捉え方ですが、共感は出来ないし、大して興味はないけど、存在は認める、というオランダの緩さは、無理なく異人種間が共存しやすい環境であると思います。これはグローバル感覚とかボーダーレスとかいう大層なものではなく、もっとあっさりとした合理的な生き方や感覚なんだろうな、と個人的には見ています。ただ、もちろん政府は移民同化政策も推し進めているそうです。

    移民帰化局に居住許可証を取りにハーグへ。真珠の耳飾りの少女とも対面。

最初の1ヶ月は新しい環境で試行錯誤したり、物珍しかったり、留学ハイではないけれどどこか緊張してすごしていたものの、目新しいことも、何処にいても、いつかは日常になるということで、最近はようやく落ち着いてきた気がします。ただ、高緯度の西岸海洋性気候というオランダの冬の典型である曇天と雨、日照時間の短さ、プラス冷え込みで、体調が崩しやすくなっています。体調が悪いと、無性に便利な日本に帰りたくなります。何事においても丁寧で、迅速に物事が進み、そして文字通りの便利ショップ、コンビニがある環境が恋しい。

天気は、雨、曇り、雨と曇り、の3択。”どれでも好きなもの選んでよ。どれがいい?”

 

あとオランダは水道水は飲めるけど、美味しくありません。いつもコーヒー、紅茶を飲みたいわけでもないので、これが地味につらいです。

 

そして蚊がでかい。網戸がないので刺されまくる。換気のため窓を開けるとこの季節でも普通に侵入してくる。

 

寮とシェンゲン協定を締結している蚊が今日も窓という国境を超えてやってくる。

 

オランダ人やヨーロッパ人の特性はあるものの、日本と一緒で結局人はそれぞれです。グループワークで対立したり、感情的になって揉めても、授業が終わればそんな過程をすっ飛ばして、一緒に飲みに行ったり遊びに行ったりと友達になれる人もいれば、自分では相手の欠点や改善点を山ほど言っても、自分が一つでも言われると我慢できない人もいます。みんな違うので、1回1回その都度向き合っていくというのはどこにいても変わらないな、と思います。

 

最後にオランダで改めて思いましたが、漫画は偉大です。日本が好きという人は、ほとんどが漫画、アニメが好き、と言います。特にジブリの人気がすごいです。

 

という感じで、ここまでの変化や気づきをまとめてみました。とは言っても、まだオランダに来て3ヶ月も経っていないので、今後また考えや感じ方がどんどん変わっていくと思います。その都度定期的に記していきたいと思います。

 

ハーグにある国際司法裁判所、平和宮。青空が眩しい。

 

関税回避!EMSでオランダに引越し荷物を送る

役立つ人がいるかどうか分からないくらいのニッチ過ぎるテーマですが、

オランダに引っ越し荷物をEMSで関税を払わずに送りたい

と考えている方のお役に立てばと思い、記しておきます。留学に来ているんだけど、夏物はスーツケースで持ってきたからコートとかブーツとか冬物だけ送ってほしい、しかも段ボール一つで十分な量なんだけど、という方の参考になれば、と思います。

青空のスキポール空港

本来なら留学生用にヤマト運輸日本通運から、留学パックなるものがそれぞれ提供されています。

ヤマト運輸 留学宅急便

留学宅急便 | クロネコヤマトの海外引越 | ヤマト運輸株式会社

日本通運 留学パック

留学パック|【日本通運の海外引越】海外赴任、留学のお引越しは日本通運

 

しかし、2022年10月29日現在、ヤマト運輸の留学宅急便は停止中

日本通運はサービスはやっているものの、オランダの対象地域はアムステルダムのみ

という、ロッテルダムやライデン、フローニンゲンで留学生をやっている人は残念ながらどちらも利用できません。

 

また、日本から今(202210月現在)EUに荷物を送ると、送付物の価値にして

€45~€150付加価値税が、

€150以上は付加価値税+関税が

掛かります。付加価値税はオランダの場合、食品や書籍、薬品など必要不可欠と見做されるもの以外は、21%となっています。

 

ここから、運送会社のサービスが利用できない中、付加価値税や関税を回避して引っ越し荷物をゲットするために、私がどのようにしたか、というのを記していきます。

 

まず、オランダの関税局のホームページに、留学生の引っ越し荷物は無関税にするよ!と銘打ったページがあります。

 

https://www.belastingdienst.nl/wps/wcm/connect/bldcontenten/belastingdienst/individuals/abroad_and_customs/international_migration_and_removal_goods/from_a_non_eu_country/i_am_moving_to_the_netherlands_to_study_and_i_want_to_import_my_removal_goods_tax_free_into_the_netherlands

 

このホームページによると、以下の条件を満たせば、引っ越し荷物を無関税で送ることができます。

ざっくり訳すと以下の通りです。

  • オランダに居住する場所があること
  • EU圏以外からオランダに来ていること
  • 持ち込むものが、洋服やリネン、中古で持ち運び可能な生活に必要な家具、または留学期間に必要な勉強道具であること
  • オランダの公立及び特別な教育機関で、日中または夜間のプログラムにて学習していること

 

大抵の交換留学生はこの条件は満たしていると思います。さて、では、問題となってくるのが以下の部分です。



つまり、個人ではこの申告はできませんよ。引っ越し業者を通して、税関のAGS申告システムで申請する必要がありますからね!ということです。

 

 

今、引っ越し業者の学生用留学パックは使えない状況です。うちの親が、郵便局に聞いたものの、EMSではオランダのホームページに明記してあるような、留学荷物の無関税のための申告はやっていない、と言われたそうです。

 

では、詰んだのか?いや、それでもあきらめない私は、以下のようにして送りました。

 

 

まず、郵便局のホームページからEMSの電子ラベル申告を打ち込みます。その際、差出人と受取人はどちらも同一にしました。

 

差出人 おくの(留学者本人)

日本の実家住所

受取人 おくの(留学者本人)

オランダの住所

 

勿論私はオランダにいて、この荷物は日本にあって、私が差し出すことは本来不可能ですが、サインなどは親に代筆をしてもらい、本人名義で送りました。

 

次に、品目を打ち込むときなのですが、一つ一つの品物に面倒でも、

中古品、個人使用目的 (Used, Personal Effects)

と記入しました。引っ越し荷物でも新品の商品は関税の対象になります。もし新品の洋服を送ってもらうときも、必ずタグを取って、一度洗濯して、使用感を醸し出してから送ってもらいましょう。

 

因みに、品目の価格は、中古品であることを踏まえ、さらに関税を支払わなければいけなくなることも考え、購入した値段の半額から1/3の価格を記入しましたが、もし荷物が行方不明になったときなどは、打ち込んだ価格のみしか保証されないため、ここは自己責任での記入になります。

 

そして、内容品種別の欄では、

その他

を選択しました。

 

そして、印刷後、余白に

別送品 (Unaccompanied Goods)

と親に手書きで書き加えてもらいました。(ここ大事!)

 

サインは親に自分の名前を代筆して貰いました。

 

 

さらに、段ボールの側面などにマジックで、

引っ越し荷物 (Moving Stuff)

と記載しておくのもいいかと思います。

 

 

そして、オランダの先程のホームページには、申請には以下の書類を添付するように書いてあります。

  1.  署名入りの持込品一覧
  2. 市町村の個人記録データベースへの登録証明(オランダに移住することを証明する同等の証明書でも可。: 居住する住宅の賃貸契約書など)
  3. 大学などの在籍証明書

とあるので、これを参考に、さらに念には念をいれて、以下の書類を準備しました。

 

 

です。

署名入り一覧表はエクセルで作りました。

結果として、これらの書類はそのままEMSのパウチに入って送られてきたので、開封して確認したのかどうかもよくわからず、もしかすると使用しなかったかもしれませんが、念のため同封しました。

 

 

はたして、これで正しいのかは分かりませんが、とりあえず5万円ほどの荷物を送ってもらったのですが、関税は取られずにオランダの私の元に届きました。

無事に着いた!

 

 

その他の注意点としては、

  • 段ボールはダブルカートンの丈夫なものを使う(それでも数箇所穴が空いていました)
  • 荷物は全てビニール袋などで包む(水濡れ、段ボールの破損による汚れなどの防止のため)
  • ガムテープでこれでもかと段ボールを補強する(海外は荷物の扱いが非常に荒いので、角などはすべて補強しましょう。)

の3点です。

 

最後に、かかった日数を貼っておきます。ハーグの税関で2週間程止まり、25日かかりました。この荷物より10日遅く親が送ってくれた食品の方は5日で届いたのを考えると、やはり引っ越し荷物なので関税の有無の判断の関係で遅くなったのだと思います。

荷物の追跡は郵便局のホームページからもできますし、

EMS配達状況の確認 - 日本郵便

 

オランダ郵便からもできます。オランダ郵便は、EMSのコード、国名 (Netherlands)、郵便番号を入れると、配達の時間を教えてくれるので、荷物が着きそうになったら、不在受け取りにならないようにこまめにチェックすると良いかと思います。

PostNL



 

 

弾丸ブリュッセル旅行後編。ピエール・マルコリーニと移民問題。

グランプラスを後にして、次はブリュッセルのアイドルに会いに行きました。

 

小便小僧こと、ジュリアンくん。

世界3大がっかりスポットの一つということですが、がっかりというのは期待値の高さと実際との格差で生じるので、期待せずにいくと、言われるほどそんなでもないじゃん、となります。実際、周りの欧米人もジュリアン氏を見て喜んでおり、愛されているんだろうな、と伝わる彫像でした。ブリュッセルには街中にジュリアン君が溢れています。

 

そして、この旅のメインと言っても過言ではない、チョコレートショップ2軒に行きました。ピエール・マルコリーニ本店とヴィタメール本店です。

 

こちらは、ピエール・マルコリーニ

とてもハイセンスな外観。

ここのチョコレートやマカロンは、親のおこぼれとして貰うのが嬉しく、口に入れるとため息が出るほどの美味しさという小さい頃から大好きだったショコラティエ

日本と比較したら圧倒的に安価。とはいえ、いつかベルギーに行ったら山ほど買おうという夢が実現するのは、まだまだ先の模様。

いつ、どこで、英語だったのか、日本語だったのかも憶えておらず、記事を探せなかったのですが、ピエール・マルコリーニ氏はイタリア移民だったお母さんの下に生まれ、貧しい母子家庭で育った、というのを読んだことがあります。移民問題は非常に難しく、その国の福祉に大きな負担がかかったり、治安の悪化や宗教問題なども発生し、現在も移民に食傷気味のヨーロッパ諸国の記事をよく目にしますが、移民2世、3世がその国に素晴らしい貢献をもたらすことも多くあり、もしベルギーが高度人材のみを受け入れていたならば、今ベルギーが世界に誇るショコラティエピエール・マルコリーニは存在しなかったのか、と考えると感慨深いことです。こう言うと、移民からそういう人材が生まれる確率はワンオブミリオンだから、と言う人もいますが、ゼロでないということが大事なことで、そして変革を起こす人はいつだってワンオブミリオンなわけで、だからこそ国力としての人口を保ち母数を多く持つということは重要だと思います。短期的に国の利益となる高度人材のみを求めるという姿勢も理解できるけれど、長い目で見るとよくわからんな、というのをピエール・マルコリーニで思いました。

 

こちらはヴィタメール。髙島屋に行くと好きなチョコレートをカウンターで注文させてもらえるのが嬉しかった、という最も思い出深いお店。

フレンドリーな店員さんに、日本でもよく買ったんですよと伝えたら、日本にもあるの?!と驚かれました。調べたらベルギー以外には日本にしかないらしいです。

 

次は、ヴィタメールから歩いて数分のところにある、美しいステンドグラスで有名なノートルダム・デュ・サブロン教会、Église Notre-Dame du Sablonです。

 

16時を回っていたため、人も少なく、薄暗くなりかけた教会内には、ステンドグラスに夕日が差し込み、蝋燭の光がゆらめく静謐な時が流れていました。個人的にこの旅で一番好きな場所でした。

門は開け放たれていた

静謐な空間

ここに座ってバッハが聴きたい

空気の対流で、炎だけが揺れていた

圧巻の美しさのステンドグラス。金色の祭壇と緋色の絨毯とのコントラストも美しい。

ノートル・ダムこと聖母マリア

 


その後は、グランプラスまで戻るので、サンミッシェル大聖堂 Cathédrale des Saints Michel et Gudule にも足を伸ばしました。聖ミカエルと聖女ギュデュルはどちらもブリュッセル守護天使だそうです。日本では聖ミカエルの名だけでこの大聖堂を呼びますが、こちらのwikiによると、ブリュッセルの人は、この聖堂を聖女ギュデュル大聖堂と呼ぶことの方が多いそうです。

聖女ギュデュル。手には悪魔が消そうとし、天使が再び灯した燈を持つ。photo by 

https://www.cathedralisbruxellensis.be/en/cathedral-slideshow-kerkfotografie/

サンミッシェル教会は、王家の結婚式も行われた、格式の高い教会です。

荘厳なファサード

ステンドグラスも美しい

大聖堂の出口から。なぜか、この景色を見て、ああヨーロッパにいるんだな、と感じた。

 

この時点で17時を過ぎていたので、郊外にある別のショコラティエは諦めて、ワッフルといえばここ、というメゾン・ダンドワで糖分補給。

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遅かったため、軽いブリュッセル風ワッフルは売り切れで、選択技はリエージュ風のみ。

ローストしたヘーゼルナッツがよいアクセント。大変おいしい。でもチョコレートソースは血糖値が振り切れる甘さ。最後は戦いになってきた。今度はブリュッセル風を試してみたいです。

帰り際、ベルギーのスーパーにて、ワッフル購入。普通に美味しかった。ワッフルはこれで十分かも。

どちらも5個で€2以下。多言語国家らしく、オランダ語、フランス語、ドイツ語の3カ国語表記。

19:15にブリュッセル北駅発のバスに乗り、22:00にロッテルダム中央駅に戻って来ました。22時を過ぎたロッテルダムは、もう閑散としていて、クリスマスイルミネーションだけが輝いていました。22:30に帰寮しました。

ある程度夜が遅くとも、人の気配があまりなくとも、安全の街ロッテルダム。クリスマスイルミネーションを目の端に見ながら、足早に帰ります。

6時間ほどの短い滞在でしたが、ブリュッセルの街中探索を十分楽しめました。彫刻や金細工などオランダに比べ繊細で美しい建物が多く、また食事も洗練され、質素倹約を是とするピューリタンの隣国とはやはり文化が違うなと実感しました。しかし、景観の美しさゆえに目についたのかもしれませんが、物乞いの人の数がロッテルダムアムステルダムよりも多く、貧富の差を随所に感じました。余談ですが、ブリュッセルでは久しぶりにフランス語を聞き、ブリュッセルオランダ語系のフラマン語地域の中にあるフランス語圏の飛び地である、と高校地理で習った通りだ、となんだか嬉しく思いました。百聞は一見に如かず、と言いますが、百聞してから一見すると、すごく納得します。

 

ベルギーは言語及び宗教の境界線であり、EU本部が置かれるヨーロッパの交差点です。来訪するときは、EU本部や美術館なども訪ねてみたいです。

 

弾丸ブリュッセル旅行前編。ベルギーとオランダの国境は食の世界の国境でもあった。

1セメスターのテストが終了したので、FlixBusで弾丸ブリュッセル観光に行ってきました。往復で€26でした。約6時間の短い滞在ですが、非常に楽しい旅行になりました。

10:15にロッテルダム中央駅前を出発し、13:00過ぎにブリュッセル北駅に到着しました。

ロッテルダム中央駅バスターミナル、フリックスバスのプラットフォームはGG。ブルージュ行き。車内にUSBのアウトレットが見当たらないと思ったら、なんと天井。ちなみにWifiサービスがあるのはグリーンバスらしく、このホワイトバスはありませんでした。

朝食を抜いていたので、到着してすぐお昼にしました。場所は親がお勧めのブリュッセルの有名なレストラン、Aux armes de Bruxelles(オー・ザルム・ド・ブリュッセル)。

英訳すると、" With the coat of arms of Brussels"、日本語だと、"ブリュッセルの紋章と共に"、となるんでしょうか。

左がブリュッセル市の紋章。(https://en.wikipedia.org/wiki/Symbols_of_Brussels)
ちなみにドラゴン(悪魔)をやっつけているのは、ペストもやっつけたというお噂の、天使界の大御所、大天使ミカエル。そして、右がレストランのマーク。

頼んだのは、お店一番人気の品というムール貝の鍋バージョン。

緑字の料理。白ワインクリーム味のムール貝鍋。(玉ねぎ、セロリ、白ワインクリームソース)揚げたてフリッツ付き。高くてびびるが、もう引けない。

湯気が写真に写らないのが残念なくらいの熱々さ。身がプリプリでうまみがあり、白ワインの風味とホワイトソースのコクが非常に美味。セロリもうまい。フリッツも揚げたてで美味しい。パンもついていたけれど、パンはまあ普通。お皿が2枚くるけれど、半分くらい食べて殻が溜まってくると途中で持っていってくれるスタイル。

食べ物を食べて、ああ、美味しい。口福というものをしみじみを感じたのは、日本を出国して以来ここが初めてだった気がします。やはり、カトリックと新教徒の信仰の違いは大きいなと思いました。

エネルギーと圧倒的幸福感をチャージした後に、散歩がてら向かったのが、ギャルリー・サン・チュベール。

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19世紀後半に建設されたヨーロッパを代表するショッピングアーケード街の一つ。ガラス張りの天井から降り注ぐ太陽光がすり減って滑らかになった石畳に反射していた。その柔らかな光に冬が近いことがわかった。

アーケード内には高級店や人気店が立ち並び、パリの軽やかさにもう少し陰影と重みを加えたいい感じの重厚さ(当社比)と華やかさで、見るだけでも楽しめました。

次は、世界一美しい広場と称される グランプラス、La Grand-Place de Bruxellesへ向かいました。

グランプラスをグランプラスたる存在にしている、1455年建造のブリュッセル市庁舎。600年近い時を経た建物が市民によって現在も利用されていることは、すごいことだな、と思いました。ちなみに日本はこの頃、銀閣寺が建築されています。

見切れていますが、尖塔にはブリュッセル守護天使である大天使ミカエルと(やっつけられているドラゴン)がいます。目視では確認できず。

https://en.wikipedia.org/wiki/Brussels_Town_Hall

 

 

真ん中の建物が、ブリュッセル市立博物館(Le Musée de la Ville de Bruxelles)。通称、王の家。

そして、立ち寄ったのは、世界的に知られるベルギーチョコレートの名店の一つノイハウスのグランプラス店

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9粒で€10ほど。日本での市場価格の1/3〜1/2。老舗らしく、GODIVAほどは甘くはないけれど、少し甘みが強めのチョコレート。香り高いビターチョコレートとラズベリークリームのカプリスは初めて食べましたが、美味しかったです。

ブリュッセルを歩いてみて非常に歩きやすいと感じたのですが、それは情報が取れることの便利さからでした。100%理解できないオランダ語と違い、フランス語は全てとは言えませんが意味が取れるので、広告や標識から無意識に得られる情報量がいかに生活を円滑にしているか気づいたこともこの旅の大きな発見でした。

次に続きます。